お好きな方へどうぞ。

2015年7月31日金曜日

すてきなたくらみ

今回は "南の島の夕暮れ” をイメージした instrumental です。

この曲は前回の曲の様に今後どうこうするつもりはありません。ただ作ったというだけです。

ではなぜ、そんな曲を公開するのか?
それは自然体の自分が素直に出ている曲だと思うからです。

・トロピカルで
・イージーリスニング風で
・フルート大好き
・チャカポコしていて
・ベースソロがある

自分が何の制約もなく作ると、こんなものが出来上がります。





お聴きの通り特に発展性のある曲ではありませんが、本格オープン後はこんな雰囲気の歌モノも公開していく予定ですのでお楽しみに。

とりあえずこれからの季節、夕暮れ時にでも聴いて涼をとって下さい。それにしては少しチャカポコしすぎてるか…。


なお題名は、ボサノヴァの邦題っぽくしたかっただけで、特に深い意味はありません。







2015年7月22日水曜日

[特撮-02] ヒーローの答え

さて今回は本題に入る前に、オニビセイウチ氏のその後に触れておこう。
前回、彼を単なる雑魚怪人と紹介したが、実は画面には結構映っているのだ。


まず「仮面ライダーV3」全52話中、残り10話となった第43話からオープニング・エンディング共に映像が刷新される。(エンディングは曲も変わる)このエンディングに彼は出演している。




次に第52話、最終回恒例の再生怪人軍団には彼も含まれている。しかもほぼ同時刻のはずなのに全然別の場所にそれぞれ出現していて、ちょっとしたオニビセイウチ祭りの様相を呈している。もちろんその後デストロン基地でもV3を迎え撃つのだが、戦い始めた途端に画面からフレームアウトしてしまい、その後の彼がどうなったのかは分からない。ひょっとしたら野良化して生き延びているのかもしれない。

ファン宿願のオニビセイウチ祭り開催!




一方、彼の飼い主(?)であったキバ男爵であるが、この2年後に放送された「仮面ライダーストロンガー」(1975)第26話において、敵の本部に乗り込んだ主人公たちの足元に放置されている、コ、コレは…!?


さすが、虎は死しても皮を残すといったところか。

ここにキバ男爵、並びにオニビセイウチ氏のご冥福をお祈り…おっと危ない!!
ここからが今回の本題だ。





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前回、幼き日のポコ太はキバ男爵の言葉に目から鱗が落ちたと書いたが、もう一つ印象に残っていることがある。それはキバ男爵の言葉を受けて、V3が返したセリフだ。



アジトに踏み込むなり「たった今、怪人が息を引きとった」と告げられたV3。

ヒーローたるもの、さすがにこの状況で「やったぜ!」とか「ざまーみろ!」とか言うわけにはいかない。
まぁ中には小躍りして赤飯炊きながら言っちゃいそうなノーテンキラキラな奴(注)もいるが、仮面ライダーV3・風見士郎といえば…というか『宮内洋と書いてヒーローと読む』レベルの大王道のヒーロー役者、宮内洋氏にそんなセリフを吐かせるわけにはいかない。

ここまで仮面ライダーの画像一切なし

しかし、かといって憎むべき人類の敵であり、あまつさえ自分の家族を皆殺しにしたデストロン相手にお悔やみを申し上げるというのもまずい。

これは地味にピンチである。ここで下手な答えをすれば、一気にヒーローとしての資質を問われてしまう。全国のちびっこが食い入るように見つめる中、あなたならどう答えるだろう?




では、ヒーローとしての立場がかかった重圧の中、V3の発した言葉を見てみよう。

キバ男爵「たった今、オニビセイウチは息を引きとった」
V3「そうか、オニビセイウチは死んだか」



おうむ返し!
ほぼ何も言っていないに等しい、おうむ返し!




このスルー力の高さ、なかなか真似できるものでは無い。さすが改造人間である。
しかもここでは「息をひきとる」という、ちびっこには多少わかりづらい表現を「死んだ」という言葉に置き換え、わかりやすく噛み砕いて説明している。
プロである。プロのヒーローである。

幼き日のポコ太は、ただただ舌を巻くだけであったが、だがしかし、今見直してみると『返答に困るようなことを言われたら、そのままおうむ返しする』という、これはなかなか実生活で使えるテクニックだ。


実践例)「うちのショコラちゃんは血統書付きでございますのよ、ほほほ」
    「そうですか、お宅のショコラちゃんは血統書付きですか」


あなたも早速明日から、家庭で職場で実践してみて欲しい。



ヒーローの答え/完




(注ノーテンキラキラな奴@超光戦士シャンゼリオン(1996年)







2015年7月14日火曜日

[特撮-01] 漢の死に様を見よ

さて、いよいよ始まる特撮エントリー。
記念すべき第一回の主役は「仮面ライダーV3」(1973)第32話に登場した彼、オニビセイウチである。



…と言っても大方の反応としては『誰?!』だろう。
むしろ特撮に詳しい人の方が反応に困ると思う。周りに特撮ファンがいれば試しに聞いてみればいい。おそらく次のような説明以上の答えは返ってこないはずだ。

『V3に破れたドクトルG(ゲー)に代わって新しく登場した大幹部「キバ男爵」率いるキバ軍団の一員。鬼火を操る』

確かにオニビセイウチはこれ以上でもこれ以下でもない。

というのも、
・別に強敵だったわけでは無い。
・なにか特別重要なエピソードに登場した訳でもない。
まあ率直に言って、いわゆるひとつの『雑魚怪人』である。

こちらがキバ男爵
( 演=郷鍈治氏は宍戸錠の弟にして、ちあきなおみの旦那様♡)

しかし、ただ一点においてオニビセイウチの名はポコ太の胸に深く刻まれている。



それは彼の死に様である。



まず一般的な怪人の死に様を思い起こしてほしい。

1番メジャーなものは、やはり何と言っても "爆発"
その爆発が大きければ大きいほど、ヒーローの強さが、そして我々視聴者に与える爽快感が増すという心憎い職人技だ。

また初期のショッカー怪人などに見られた "溶けて消える" というのもなかなか素人には真似のできない名人芸である。この場合は『後始末を考えなくてよい』という点においても優れていて、まさに立つ鳥跡を濁さずである。

その他 "仲間に粛清される" というのもイレギュラーな手法ながら、その実、結構見かける。



ただ皆さん、基本的なことを忘れてはいませんか?



ではここでオニビセイウチの死に様を見てみよう。

V3必殺の "V3フル回転キック” をまともに喰らってしまったオニビセイウチ氏。
普通ならここで爆発しておしまいである。

ちなみにこの後、本当に当たる。
昭和の撮影は無茶苦茶…もとい、体をはりまくっているのだ。

が、しかし彼はなんとかこれを持ち堪えた。
血を流しながら敗走するオニビセイウチ氏。

実はこれ、爆弾を仕掛けたアジトにV3を誘き寄せるという、彼にとって最後のミッションなわけだ。
また番組制作側としては、前回初登場のキバ男爵とV3の面通しをするという意味もあるのだろう。

というわけで、デストロン怪人としての使命とストーリー上の要請を一身に背負い、瀕死の重傷を負いながら逃げるオニビセイウチ氏。

その血痕をたどりながらデストロンのアジトへと乗り込んだV3が見た光景がこれ ↓



キバ男爵の膝下に崩れるオニビセイウチ氏。
これはいわゆる粛清パターンか?!と思った瞬間、キバ男爵の放った言葉に幼き日のポコ太は目から鱗が落ちた。



そのセリフとは…「たった今、オニビセイウチは息をひきとった」



息を…ひきとる…?!
そうだ、カエルだってオケラだってアメンボだって死ぬときはみんな息をひきとるんだ。怪人だって息をひきとるのは当然じゃないか!ついつい爆発などの派手な演出に気をとられて忘れていた大切なことを教えてくれたオニビセイウチ。僕は君を一生忘れない。必ずその偉業を21世紀に語り継ぐんだ。(注)

(注)語り継ぎました。




というわけでこのエントリーはおしまいなのだが、ここで本エントリー最大の衝撃が…。なんとこの話、次回も続くのである!!
こんな雑魚怪人について語ることが、まだあるのかよ?!とお思いだろうが、(力強く)ある!とだけ答えておく。


次回、オニビセイウチ完結編『ヒーローの答え』にご期待ください。







2015年7月6日月曜日

sunny shiny brand new town (demo)

まずは1曲、プレオープン記念に肩のこらない pops をどうぞ。

お聴きの通り、本来はゴールデンウィーク頃の新緑の季節をイメージした曲ですが、一応今日現在(2015年7月6日)の時点で『ま・だ・夏・は・来・て・い・な・い・!』ということでご勘弁下さい。


この曲はもともと、知り合いの女性ボーカリストのために書いていたものだったのですが、歌詞を書き上げた頃、たまたま仕事でいじっていた VOCALOID をのっけてみたら、なんだかこれはこれでアリのような気がして、そのまま採用してしまいました。
あっけらかんとした曲調と VOCALOID の無機質な感じがマッチしていると思うのですが、どうでしょうか?

ですので仮歌(♫ラララ〜)は人間が歌っているのに、本番は VOCALOID という言語道断(?)の曲でもあります。





「sunny shiny brand new town (demo)」
 written,composed,programed by ポコ太






Demo と言っても様々な段階がありますが、このBlogで公開するものは歌詞・メロディー共に完成しているものです。
ある程度曲が貯まったら、一部生楽器への差し替えも含め Recording しなおして完成させる予定です。

しばらくはこのような形で発表していきますので、よかったら感想をお聞かせください。



次回は夏の夕暮れにぴったりな instrumental の予定です。

でもその前に…ふふふ、ついに特撮エントリーが始まるぞ!
乞うご期待!!







2015年7月1日水曜日

はじめまして。

ようこそ『ポコ太の poco a poco!』へ!
この blog では自作曲 Demo の公開等をしていこうと思っています。

秋の本格スタートに向け、まだ工事中のため、アクセスするたび見た目が変わっているかもしれませんが、それも含めライブ感覚で、どうぞお楽しみください。



自分は普段、音楽趣向を聞かれると

「サウンド的には easy listening あるいはフュージョン風の演奏に、彩り程度に打ち込みが入ってるのが好きです」

と、表向きは答えています。

これもまあ嘘ではないのですが、もっと真実の姿をぶっちゃけると

・必要以上に音がごちゃごちゃ鳴っている。
・リズムがガチャガチャうるさい。
・大人気ない

ものが大好きです。
自分はこれを "チャカポコしたサウンド" と呼んでいます。

また、これと真逆の『ド暗〜い曲』も、よく作ります。



とはいえ秋に本格スタートするまでは、上記のような趣向にこだわらず、肩のこらない pops  をアップしていく予定です。

近日中にご挨拶代わりの曲を公開する予定ですので、よかったらご感想などお聞かせください。






…え?特撮の方は何をやるんだって?

もう一つの柱である特撮については、特に前置きはありません。
こちらは、たとえドン引きされようが、最初からクライマックスでいきます!これはもう犬に噛まれたと思って、諦めてください。

こちらは次々回からスタートします!




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それでは、これからどうなることか自分にも想像がつきませんが、どうぞよろしくお願いいたします。



2015年7月1日 ポコ太