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2015年12月21日月曜日

[特撮-12] 鳥人戦隊ジェットマンは本当に恋愛ドラマだったのか? 〜その5

おかしい…。何かがおかしい…。狂っている…。



あ、ミツカワです。

見ての通り今回も『ジェットマン・エントリー』なんですけどね。
当初の予定では、これ 3回で終わって、とっとと次の作品に移る 予定だったんですよ。(大汗)



で、さらに今回ですね…。



元々は最終章の恋愛関連部分をかいつまんで紹介し、それぞれの意味の違いを見ていくつもりだったんですが…。
しかし、実際に執筆し始めると "かいつまんで" なんて不可能 なほど、頭からお尻までぎっちりストーリーと絡まっているんですよ(涙)

というわけで、一旦書きあがったものを 全部ボツ として、とりあえず今回と次回は実質、第49話・第50話それぞれのプレビューとなります。
詳しくは次々回に見ていきますので、とりあえずは話の流れを掴んでおいてくださいね。

一応、今の所の目標は『〜その10』までに終わらすこと、であります…。



なお、今年の元旦に立てた目標は「鳥人戦隊ジェットマン」だったはずなのに、この時期になっても、まだ全然手がついていないとお嘆きの方は、ぜひこちらのあらすじ等からお読みください。








 第49話「マリア…その愛と死」

前話のラストで、ラディゲの策略で理性を失って人を襲う魔獣となっていくマリアを救おうとした竜。
だが逆にミイラ取りがミイラになってしまい、自分も理性を失い人間の血を求める魔獣とされてしまう。


基地に戻った竜はロボの整備中に香を襲いかかり、取り押さえられた挙句、檻の中へ。
血を求め禁断症状のように、のたうつ竜。
本人がその欲望に打ち勝たない限り打つ手がなく、立ち尽くすメンバー。
よりにもよってそんな時、モニターには街で無差別に人を襲うマリアの姿が…。





ここで凱が決断を下す。香の腕をつかみ
「竜を…頼むぞ」
大きく頷く香。


2人を残し、凱・雷太・アコはマリアの元へ走る。




1人残された香は、暴れのたうち回る竜をじっと直視し続ける。


突然、意を決したように檻の電子ロックを開錠、中へ入る香。
襲いかかる竜だったが欲望を乗り越えるよう、必死に語りかける香の叫びにようやく正気を取り戻す。



その頃、 凱たちは…。






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その正体を知っている3人は、暴れまわるマリアに手がつけられない。
そこに駆けつけた竜と香。
竜の捨て身の接吻により、ついにマリアはリエとしての意識を取り戻す。


何が起こったのか分からず、呆然と竜を見つめるリエ。
万感の想いで彼女を抱き寄せようとする竜。







しかし、そこへ現れたラディゲの襲撃によって2人は引き裂かれてしまう。

「マリア、お前は俺のもの。バイラムの幹部として生きるのだ」
「あ、あなたは…!!」


その姿、その言葉で、リエに全ての記憶が甦った。




「リエ!」
リエ「寄るなっ!!」

次の瞬間、リエは竜を拒絶。
立ち上がり、自らラディゲのそばによる。


リエ「竜、確かに昔、私はお前と愛し合った。
   だが今はバイラムの幹部…これからもずっと!!
リエでありながらも、その口調はマリアである。
「何言ってるんだよ、リエ?!」うろたえる竜。立ち尽くす4人。


「よく言ったマリア」勝ち誇るラディゲ







                 次の瞬間









ラディゲの油断を誘い、背後から一突きするリエ。
「せめて、せめて一太刀、お前に浴びせたかったっ! ラディゲっ!!」





「せめて」という部分が哀しい。
リエは初めから "自分の力ではラディゲを倒すことなどできない" ということが分かっているのだ。
それでも自分の人生をめちゃくちゃにした男に傷のひとつでも付けなければ、死んでも死にきれない。それに尽きるだろう。

直後、当然のごとく激怒したラディゲに切って落とされるリエ。
彼女にとっては、これも覚悟の上だ。


「マリア、お前は俺のもの。レッドホークには渡さん
傷を負いながらも最低限の目的は達し、高笑いしながら去っていくラディゲ。






駆け寄ろうとする竜だが…。
「竜、来ないで!!」刃先を竜に向けるリエ。


「これで…これでよかったのよ、竜。私の手は血で汚れてしまった
「昔には戻れない。あなたの腕に抱かれる資格は私には無い」

グレイの言った通り(前回参照)マリア=リエには確かに人間としての心が残っていた。
しかしだからこそ、いくら操られていたとはいえ、自分自身の行ってきた行為から眼を背けることなど、彼女には出来なかったのだ。




取り乱し、リエに駆け寄ろうとする竜。
そこへ彼女の気持ちを察したグレイが現れ、立ちふさがる。


「もう助からない。最後のお願いよ、竜…。忘れて…私のことを…」
「…やめろ…」
「あなたの胸から私の記憶を拭い去って…」
「やめろーー!!」

無我夢中で駆け寄る竜の目の前で2人の姿は消える。


           「リエーーーー!!」

結局、竜は "リエをバイラムから取り戻す" どころか、その亡骸を抱くことすらできなかった。





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離れた海辺でリエを抱きかかえるグレイ。
(波による光の乱反射と、首筋の返り血のコントラストが美しい)



リエ「ありがとう…グレイ」

自分の気持ちを汲んでくれたグレイに感謝するリエ。
リエに戻ってもグレイに対する信頼は変わらない。

グレイ「これでよかったのか?マリア」
リエ「本当は死にたくない…もう一度…もう一度…一から竜とやり直したい
  「…竜……りゅう………りゅぅ…

意識の薄れてゆくリエは、ただ竜の名前を呼び続ける。
自分の胸に抱かれながらも別の男の名を呼び続ける彼女を、ただ見つめるグレイ。
そしてリエは静かに息絶える。







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あまりのことに崩れ落ち、1人いつまでも泣き続ける竜。
一連の流れを背後から、ただぼう然と見つめる凱・香・雷太・アコ。


「見るんじゃねえ…そっとしておいてやれ」
竜を残し、去る4人。








絶叫する竜の脳裏に蘇る、在りし日のリエ。











               その姿が消え…。












            次回、第50話「それぞれの死闘」






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