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2015年11月7日土曜日

[特撮-08] 鳥人戦隊ジェットマンは本当に恋愛ドラマだったのか? 〜その1

さて、当blog本格オープン以来音楽ネタが続いてきたが、いよいよ今回より特撮ネタも本格オープン!
第一弾はスーパー戦隊シリーズ第15作目(当時の数え方では13作目)「鳥人戦隊ジェットマン」(1991)だ。




登場人物の恋愛模様を中心に据えたこの番組は、ファンの間で「戦うトレンディードラマ」と呼ばれ(注)、当時低迷期に落ち入っていたスーパー戦隊シリーズを救った救世主と言われている。(あくまで世間一般の評価です)

その斬新な内容で、今だにバラエティーや一般雑誌などで採りあげられている。


が、はたして「鳥人戦隊ジェットマン」は本当に恋愛ドラマだったのか?
そもそもなぜ、こんな複雑な人間模様を描くことになったのか?

今回は初回ということで、簡単にあらすじ登場キャラクターを紹介します。

 (注)このフレーズ、確か1番最初はジャンプ放送局(少年ジャンプの読者投稿欄)に載ったものが広まったのではなかっただろうか?どうでしょう?







〜「鳥人戦隊ジェットマン」あらすじと登場キャラクター 〜


199X年、地球防衛軍スカイフォース隊員である天童 竜(てんどう りゅう)と、同じく隊員であり竜の恋人である藍 リエ(あおい りえ)は、その能力を見込まれ極秘プロジェクト “ジェットマン” のメンバーに選抜される。

世界よ、これが(この時点では)リア充だ!

2人は計画の責任者・小田切長官の指揮の元、ジェットマンとなるための超エネルギー:バードニックウェーブを浴びるため、宇宙ステーション:アースシップに赴いた。

しかし一人目の竜がバードニックウェーブを浴びた、まさにそのとき次元戦団バイラムが地球侵攻を開始。手始めにアースシップを襲撃する。
これによりアースシップは壊滅。残りのバードニックウェーブは地球に四散してしまう。
さらに竜の目の前でリエは隔壁に開いた穴から宇宙空間へと吸い込まれていった。


リエを失い錯乱する竜は小田切長官に引きずられ、崩壊するアースシップを脱出、地球に帰還する。



天堂 竜(てんどう りゅう) / レッドホーク

鳥人戦隊ジェットマンのリーダーであり、唯一正式な訓練を受けた軍人である。
プロ意識・責任感はずば抜けて高いが、それを 他のメンバーにも求めるため、温度差が生じることも。死んだ恋人・リエをひきずりまくる。
なお、実家は漬物屋。

彼の人物像はいずれまた



リエを想い、泣き崩れる竜に小田切長官が下した命令。
それはバイラムと対抗できる唯一の手段、“ジェットマン” を組織するため、地上に飛び散った残り4つのバードニックウェーブを(たまたま)浴びた人間を探しだすこと。
しかし竜と長官が探し出した四人は、よりによってこんな連中だった…。



鹿鳴館 香(ろくめいかん かおり) / ホワイトスワン

大財閥の箱入り娘。外の世界に憧れジェントルマン(← ジェットマンを聞き間違えている)に加入。竜に惚れ、猛アタックを開始する。キレるとべらんめえ口調になる。




大石 雷太(おおいし らいた) / イエローオウル

農家。「暴力は大嫌いだ」と加入を断った直後、バイラムの襲撃により自分の畑を荒らされたことにブチ切れジェットマンに加入。意外とニヒリスティックな面もある。運動神経はゼロ。ちなみにメンバーの中で最初に結婚する(画像右)ま、世の中そんなもんですな。




早坂 アコ(はやさか アコ) / ブルースワロー 

女子高生。ジェットマンをアルバイトと捉え、金銭交渉から入る。
だが、香がその場で切った1000万円の小切手に目を回すなど、5人の中では一番フツーな感覚の持ち主。(後に小切手は返却)
一番年下だが、メンバーの人間模様を一番冷静に把握できているのも彼女である。






この3人はバードニックウェーブを浴び超人的能力を得たといっても、元が元なので 戦力としてはほとんどあてにならない。

先の思いやられる中、竜が探し出した最後の男。
彼こそ当時、視聴者の度肝を抜き、今なお語り継がれる伝説の男である。




結城 凱(ゆうき がい) / ブラックコンドル

酒・女・タバコ・ギャンブル・喧嘩に明け暮れるアウトロー。納豆と男が大嫌い(自己申告)
「地球の平和より惚れた女の方が大事」と言い切り → 本当にそう行動する ←
戦力にはなりえるが、協調性はゼロ。


当然、竜と反目しジェットマン加入を断る。また加入後も竜と喧嘩が絶えない。
香に惚れ、猛アタックを開始する。
ちなみに『地球のため』と言いくるめ、アコのファーストキスを奪おうとしたこともある。
まさに 歩く “おまわりさん、こいつです!” 状態。


なにせ初登場シーンでいきなりこれである。


もちろん行きずりの女をナンパしてお持ち帰りの図だ。
もういろんな意味で、360度一斉砲撃レベルの攻めまくった画である。


ちなみにこちらの場面↓ 他の4人は戦闘中です…。




なお当時、1年間見続けたミツカワの胸に一番残った凱のセリフはこれ↓

「いいか?女が露天風呂に入るってことは "覗いてくれ” ってことなんだ。そんなことも分かんねえのか!」  

そ、そうだったのか?! 知らなかった!勉強になりますっ!!





…というわけでこの状況、もはやそこら辺の犬ころとかにバードニックウェーブが当たらなかっただけラッキーだったと思うしかない。
結果、スカイフォース・エリートによる先鋭部隊となるはずだった“ジェットマン” は竜以外、民間人(しかも志願者ではなく、たまたま当たった人)の寄せ集めになってしまった。


しかもである。
敵である次元船団バイラムは、歴代スーパー戦隊の中でもかなりの強敵
プロの軍人として使命感に燃える竜にとって気苦労の耐えない日々が続く中、さらに追い討ちをかけるのがこちら↓

宇宙空間に吸い込まれ死んだと思っていた恋人リエは、洗脳されバイラム幹部・マリアとなっていた!
マリアは非常に冷酷・攻撃的な性格で、ジェットマンを目の敵にして襲ってくる。



バイラム幹部・マリア / 藍 リエ(あおい リエ)





もはやこれでは「戦うトレンディードラマ」ではなく「実録、内憂外患」である。


この絶望的な状況で、なんとか体制を整え最終的にジェットマンの勝利へとつなげることができた大きな要因は、1つはバイラム側のあまりの結束力のなさ(これはまたいずれ)と、もう1つは彼女の功績である。



鳥人戦隊長官・小田切綾


次回は、今後話題がメンバーの恋愛模様となると蚊帳の外になり(涙)ふれる機会がないと思われるので "スーパー戦隊史上初の女性司令官” である、鳥人戦隊長官・小田切綾について書き留めておく。


んじゃ、また。






3 件のコメント:

  1. おおっ!特撮モノは全然知らないのですが、これは「怒り新党」で見たとき、面白いって思ったんですよ~
    突っ込みどころが多くて、コメディにしか見えませんが、当時は本気でやってたのですか?
    今後の掘り下げ、楽しみにしてます~

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    1. あ、それ僕も見てました!
      マリアを狂言回しにすることによって、短い時間でうまくまとめてたと思います。

      ただこれに限らず、メディアが採り上げるときは『恋愛』とか『最終回でブラックが死ぬ』とか、そういうところばかり喰いつくので(まぁそれは製作側の狙い通りでもあるんですが)本質からズレたイメージが広まっちゃってる気がするんですよ。

      なのでちょっと、とっ散らかってるイメージを整理したいなと思ってこのエントリータイトルにしました。

      今後のエントリーでも触れるのであまり細かくは書きませんが、実際は(特に最終回周辺は)画面を直視できないほどシビアな展開、大人でもトラウマになるような展開が続きます。
      それだけに最後まで見終わった後の感動・爽快感はなかなかのものですよ。
      いまだにこれを「スーパー戦隊シリーズ最高傑作」とする人も多いです。

      僕自身もスーパー戦隊シリーズでは5本の指に入れますね。
      え?5本て評価低い?
      なんせ来年で40作品ですからね。もう近いうちにAKBを超える(?)わけですから『5本』てすごい高評価なんですよ(笑)

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  2. かおり・ホワイトスワンが好き!!

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